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妊婦さんは要注意?UVケアの落とし穴

こんにちは。院長の松崎です。
9月も半ばを過ぎ、
厳しかった夏の日差しも落ち着きはじめ
ようやく過ごしやすくなってきたように感じます。

そんな「日差し」に対して欠かせないのがUVケア。

しかし、
適切な日光浴は健康にとってはもちろん、
健康な歯の形成にも必要不可欠なことを
ご存じでしょうか?

先日の記事
【5人に1人がかかる!?エナメル質形成不全】
でご紹介した症状
(エナメル質が薄くなって象牙質が露出したり、
変色したりする)の原因となるのが
妊婦さんのビタミンD不足
かもしれないのです。

実は、
乳歯のエナメル質が形成されるのは
胎生4~5か月半ごろのため、
お母さんのビタミンDが不足していると、
お腹の赤ちゃんにも供給されない…

ということになります。

もちろん、エナメル質形成不全の原因は
他にもさまざまなケースが考えられますが、
ビタミンDは骨粗しょう症の予防や治療、
骨折のリスクを低下させる
など、
骨にとっても重要な栄養素です。

老若男女を問わず
摂っておいて損はありません。

そんなビタミンDを体内に取り入れる手段
そのひとつが日光浴です。

そして、
魚類やキノコ類といった食材
重要な摂取源のひとつ。

・一日に10~30分程度日光を浴びる
(天気や季節による)
・日々の食事にビタミンDを含む食材を取り入れる
(難しければサプリメントもおすすめです)

これらを意識するだけでも、
歯と身体の健康には重要な意味があります。

また、
もしもエナメル質形成不全を発症したとしても、
毎日の適切な歯みがきや、
歯科医院でのケア
を続けていけば
歯を守れる可能性が高まります。

ご不安なときは、
いつでもお気兼ねなくご相談ください。

医療法人 まつざき歯科医院
〒981-3112 宮城県仙台市泉区八乙女4丁目12−5
TEL:022-374-6222
URL:https://matsuzaki-dent.com/
Google情報:https://g.page/r/CYW7JWQTL8GbEAE

5人に1人がかかる!?エナメル質形成不全

 

こんにちは。院長の松﨑です。

秋はお月見シーズン!
9月は1年で最も美しいと言われる、
「中秋の名月」も空に昇ります。

月を眺めながらお団子をいただくというのも、
なかなか風情がありますよね。

 

さて、夜空に輝く月は美しいものですが、
歯も白く輝いていると
口もとが美しく見えませんか?

歯が白く見えるのは、
エナメル質という組織があるからです。

 

しかし、このエナメル質が
正常に形成されない事があります。

 

 

 

 

◆エナメル質の役割

 

歯はエナメル質・象牙質・セメント質という
3つの層からできています。

そのうちエナメル質は
人間の体の中で最も硬い組織
です。

 

歯の一番外側にあり、
熱いものや冷たいもの、酸性の食品などが
敏感な象牙質に触れないように
刺激やむし歯から歯を守っています。

歯に白い輝きを生み出しているのも、
このエナメル質のおかげです。

 

 

 

 

 

◆そんなエナメル質が「もろく」なる?

 

ところが、大事なエナメル質が不完全な状態で
歯が生えてくることがあります。

 

歯の表面に
ボソボソとした「白いまだら」が生じたり、
むし歯でもないのに、歯の一部が
茶色や黄色に変色したりしていた場合は、
『エナメル質形成不全』の疑いがあります。

 

また、重度の場合
歯の表面がデコボコしたり、
歯を覆うエナメル質が無いため、
象牙質がむき出しになったりしてしまいます。

 

 

 

 

しかも、エナメル質形成不全の症状がある歯は
見た目の変化だけでなく、
通常の歯よりもむし歯になりやすい
という特徴もあります。

 

エナメル質形成不全の発症しやすい箇所は
奥歯(第一大臼歯)と前歯です。

 

特に奥歯は汚れが溜まりやすく、
むし歯になりやすい
ため十分注意が必要です。

 

 

 

 

◆子どもの5人に1人が発症!?

 

日本小児歯科学会が
7歳から9歳の児童を対象に行った調査によると、
地域差はあるものの
およそ5人に1人がエナメル質形成不全
という結果が出ています。

 

エナメル質形成不全は決して珍しいものではなく、
思いのほか、高い頻度でかかり得る疾患なのです。

 

 

 

しかも、乳歯の場合、
もともとエナメル質が薄く、
むし歯になりやすい
のですが、
エナメル質形成不全の歯がむし歯になってしまうと
あっという間に
歯の神経まで進行してしまう
ため、
より一層注意が必要になります。

 

乳幼児検診や学校の歯科検診で
エナメル質形成不全と
診断されることもあるかもしれませんが、
その場合は必ず定期的に歯科に通い
チェックをしてもらうことが重要です。

 

そして、日頃からしっかりセルフケアもおこない、
お子さまの大切な歯を守っていきましょう。

 

 

 

医療法人 まつざき歯科医院
〒981-3112 宮城県仙台市泉区八乙女4丁目12−5
TEL:022-374-6222
URL:https://matsuzaki-dent.com/
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