仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
これまで12年間推進されてきた 21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)が 平成24年度末で終了となったことを受け、その基本方針が見直され、今年度から新たな国民運動(健康日本21第2次)がスタートしました。
21世紀の日本は 子どもがますます減り、高齢者が増え、人口が減っていくこと、それに伴って 糖尿病、心疾患などの生活習慣病が急速に増える中で 生活習慣や社会環境の改善を通じて 子どもから高齢者まで全ての国民が共に支え合いながら希望は生きがいを持ち、各世代に応じて 健やかで心豊かに生活できる活力ある社会を実現することができるよう見直されました。
この中で 歯・口腔の健康は生活習慣病の予防や重症化の防止のための基本的要素として位置づけられました。
見直しのポイントとしては
1.健康寿命の延伸と健康格差の縮小
2.主要な生活習慣病の発症予防と重症化予防
3.社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上
4.健康を支え、守るための社会環境の整備
5.栄養・食生活、身体活動・運動、休養、飲酒、喫煙及び歯・口腔の健康に関する生活環境及び社会環境の改善
このうち日本歯科医師会は フッ化物応用によるむし歯予防、新しい成人歯科健診の提案、在宅歯科医療の推進に取り組んでいます。
具体的な歯・口腔の健康の目標は
1.歯・口のはたらきの維持・向上
2.歯を失うことの防止
3.歯周病にかかる人の割合の減少
4.乳幼児・学童期のむし歯のない人の増加
5.過去1年間に歯科検診を受けた人の割合の増加
5つの目標を踏まえて 寿命の延伸に伴い、国民が幸せで楽しい人生を送れることを目指し、「8020運動」のさらなる推進や要介護者への対応、糖尿病やがん対策、認知症を始めとする病気における医師等との連携も重要です。
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