0年 0月 の投稿一覧

”歯科医通い ストレス減” 9/5日経新聞から 

昨日の日経新聞のくらしの面に 表題のような記事がありました。
3DスキャナーやAI(人工知能)の使用によって 歯科医院から足の遠のいていた人たちが受診しやすくなったという内容です。
3Dスキャナーを使って 口腔内を撮影する方法は 当院でも採用しているCEREC(セレック)ワンデイトリートメメント”のことです。
当院では 削った後の”仮詰め” ”仮歯”の期間が無いので ”2次むし歯”になりにくいというのが 最大の特徴と説明していますが、記事では (印象材という固まると弾力性が出る材料で)歯型を取るのが苦手な方(お口の感覚が敏感だったり、吐き気をもよおしてしまう)が楽に型取りができたり、データがデジタル保存のために他の医療機関とデータのやり取りができるというものでした。
また、差し歯などの歯科技工物をAIでデザインさせることで 歯科技工士さんしかできない仕事に時間を割くことができたり、作製にかかる時間を短縮できるというものでした。
当院で行っているマウスピース矯正の装置もカメラによる”光学印象”から3Dプリンターで作製することもできつつあります。

歯の治療は億劫で物怖じしてしまいがちですが、最新技術で負担が軽減できるので ご自身の歯と前向きに向き合えるでしょうという記事でした。

口腔がん検診を始めました!

日本では、他のがんに比べて”口腔がん”に対する認知度が低く、それ故に発見が遅れてしまうことが多いことが問題となっています。発見が遅れると外科手術による侵襲も大きくなり、食物の摂取や発音、審美的な面でも大きな障害が残ることになり、生活の質(QOL)がかなり低くなってしまいます。また、日本は口腔がんに患者数は年々増えており、先進国の中で唯一、口腔がんの死亡者数が増加しています。
 そう言った意味で早期発見が大切となりますが、当院では専用機器を使い、東京歯科大口腔外科の専門医と連携することで、口腔がん検診を行っています。画像データをインターネットを介して送信することで よりスピーディな診断を可能にしました。
あくまでもスクリーニングとなりますが、異常があった際には東北大学口腔外科等をご紹介いたします。
口腔がんを撲滅するという目標の元、少しでも多くの人が健康で笑顔で過ごせる生活が送れる一助になればと考えております。

口腔がん撲滅委員会こちら