狙われる”ご神木”

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 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 神社の”ご神木”が不自然に枯れるケースが相次いでいるようです。
その際 木材業者が訪れてきて 「枯れた木は危ないから早く切ったほうがいい。自分たちが伐採して買い取ろう」と提案してくるようです。
 樹齢が500年以上なので 寿命によって枯れてしまったと考えられていましたが、木の根もとに 直径5ミリほどの穴が複数見つかり、穴の中から除草剤に含まれる成分の一種、「グリホサート」が検出されたそうです。
その穴の深さは4cm程度で (木は表面から4センチほどの部分に、根が吸った水分を運ぶ管が通っている) 穴はその管まで的確に掘られ、そこから入れられた除草剤が枝へと行き渡り、枯れたと推測されています。
このような方法をとると、枯れるのは葉や枝だけで幹の中心部に影響はなく、木材としての質は下がらないとのこと!
 国内では木材価格が低迷していますが、直径1メートルを超えるような大木はほとんど出回らず、高値での取り引きが続いているようです。
しかし国産の大木はすでに多くが伐採され、もはや神社や寺の境内にしか残っていないとのこと。
 質のいい大木は、歴史的建造物の再建や文化財の修復などで常に一定の需要がありますが、国内にはほとんど残っていないので 興福寺(奈良県)の「中金堂」の再建工事には、国産ではなくカメルーン産の木材を輸入して使っているようです。
 今回のご神木を巡る騒動は、世界に誇る日本の木造建築を今後も守っていくことができるのかという、大きな問題も投げかけています。

 以上 先日のNHK「おはよう日本」の特集からでした。 

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