仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
「味覚力」 あらゆる味の違いを正確に感じ取る力のことです。
現代では 安くて美味しいモノが簡単に食べられますが、その多くはコストを抑え料理を簡略化するために 調味料や食品添加物を大量に使っています。
このようなジャンクフードを日常的に摂ることで 正常な味覚を失い 繊細な味わいを感じにくくなって可能性があります。 また、食品添加物は味覚を保つために必要な亜鉛の吸収を妨げてしまいます。
そのため 濃い味でないと満足できなくなり、塩分や糖分の摂りすぎにつながっていきます。
塩分や糖分の摂りすぎは 当然ながら糖尿病や高血圧、肥満をもたらします。
ショッキングな実験結果があります。
若者を対象に 糖度0.3%の水を飲んでもらい、甘み、苦み、酸味、塩味のどれを感じるかというブラインドテストを行ったところ 甘いと感じた人の割合は半分以下でした。 60~79歳の高齢者で同じテストを行った際の正解率は77%だったようです。(大学生で48%、高校生で33%)
本来 人は若いときの方が特定の味覚を感じ取る能力が優れているはずですが、幼い頃からジャンクフードに慣れ親しんでいる若者の味覚が衰えているようです。
元々備わっている味覚力を取り戻せれば 薄めの味付けでも美味しく感じることができて 食の楽しみも広がり、糖分や塩分の摂りすぎ、肥満の防止にもつながって 一石二鳥となるはずです。
そのための食べ方は また次の機会に!
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