緘黙(かんもく)

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 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 ”緘黙” ”かんもく”と読みます。恥ずかしながら 最近知った言葉です。
”黙”があるので おおよその意味は類推できるかも知れませんが、「(原因によらず)明瞭な言語反応が欠如した状態を指す」ようです。
 音だけを聞いたとき ”寡黙”かと思ってしまいました。

 知ったきっかけは ”場面緘黙症”という病名からでした。
”場面緘黙症”とは 家庭などでは話すことができるのに、社会不安(社会的状況における不安)のために、学校や幼稚園といったある特定の場面、状況では全く話すことができなくなる症状を言うそうです。
幼児期に発症するケースが多く、別名、選択性緘黙症とも云うようです。

レオ・カナーによる緘黙の分類としては 以下の通りです。
1.「ろう」による緘黙 (deaf mutism)
2.重度の知的発達の遅れ (idiot) による緘黙
3.統合失調症 (schizophrenia) にしばしばみられる緘黙
4.自閉症 (autism) にしばしばみられる緘黙
5.トラウマ (trauma) やストレスがきっかけとなる全緘黙
6.場面緘黙症 (selective mutism)
 
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コメント

  1. サラフィナ より:

    初めて聞く言葉です。封緘の「緘」ですね!?

  2. まつざき歯科医院 より:

    サラフィナさん コメントありがとうございます。
    ”緘” には ”閉じる”という意味があるようです。
    ”封緘” ”緘黙” ぐらいしか熟語はなさそうです。

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