仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
相手に好印象を与える言い換えフレーズ集という本があるようです。
『圧倒的好印象を与える”言い換え”ベストフレーズ集』(唐沢明著、宝島社)。
15年前から、大学や企業セミナーで敬語やコミュニケーションについての講義をしているという著者が、間違えやすい言葉を正しい言い換え・言い回しにし、わかりやすくアドバイスした書籍とのこと。
誤用1.(かかってきた電話に対して)「いま部長はいらっしゃいません」
◯ おりません
例 ただいま部長はおりません
社内の人間の説明をする際は、自分の上司や社長であったとしても、社外の人が目上になるように表現するもの。
◎ はずしております
例 部長はただいま席をはずしております
また、「いない」や「~しない」という否定語はなるべく使わない方がベター。詳細な内容まで伝えることは不要だといいます。
誤用2.「わかりました」
◯ かしこまりました
例 かしこまりました。すぐ対応いたします
「わかりました」は対等な関係に使う言葉。ただし、なにかにつけて「かしこまりました」を連発するとマニュアル感が出てしまうので、使用するタイミングが重要。
◎ 確かに承りました
例 ご依頼、ありがとうございます
確かに承りました
頭に「確かに」をつけると、ていねいに受けている印象が生まれるそうです。
誤用3.「すみませんが、やってもらっていいですか?」
◯ 恐れ入りますが
例 恐れ入りますが、修正していただいてもよろしいでしょうか?
依頼する際に「すみません」では、敬意を表すことは不可能。「恐縮しています」「申し訳ない」という気持ちを表すためには、「恐れ入りますが」というクッション言葉を使うべき。
◎ お忙しいところ恐れ入りますが
例 お忙しいところ恐れ入りますが、修正していただいてもよろしいでしょうか
「ご面倒でなければ」「恐縮ではございますが」などクッション言葉のバリエーションを用意しておくことも大切。
誤用4.「1万円からお預かりします」
◯ ◯◯円、お預かりします
例 1万円、お預かりします
金額に「から」は使わない。「~から」は「場所を示す言葉について動作の敬意を示す」「原因・理由を示す」意味。
◎ ◯◯円、頂戴いたします
例 1万円、頂戴いたします
「◯◯円ちょうどからお預かりします」も間違い敬語。「~頂戴いたします」とスッキリした敬語を使うのが正解です。
誤用5.「以上でよろしかったでしょうか?」
◯ よろしいでしょうか
例 こちらのタイプでよろしいでしょうか?
「よろしかった」と過去形にするのは間違い。現在進行形の内容に対して、過去形は使わない。
◎ 恐れ入りますが、~でよろしいでしょうか?
例 恐れ入りますが、こちらのタイプでよろしいでしょうか?
頭にクッション言葉をつけて、より丁寧に確認する態度が必要。
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