歯の痛み

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 たまには 歯科医として 歯に関しての情報発信を!

 痛みは 本来 カラダの異常を警告してくれるシグナルであって それによって病気の存在に気づくことができると云う意味では”ありがたい警報”です。
 逆に 痛みの出にくい病気の場合には かなり悪くなるまで気づかずに過ごしてしまうことも多々あります。

 ”歯の痛み”で 一番に思い浮かべるのは 歯の中の神経(歯髄:しずい)だと思います。
深いむし歯を治療する際に 「神経を抜いた」or「神経を取った」と表現しますが、これは細菌に感染してもはや元に戻ることのできない歯髄を取り除き、歯の中をキレイに掃除して殺菌する治療のことです。

 本来であれば 歯髄を取ることで歯の中には痛みを感じる受容器が無くなるので 痛みが全く無くなると考えがちですが、歯の中だけでなく 歯の周囲にも三叉神経という脳神経が神経のネットワークを形成して広がっているのです。 歯髄はそのネットワークのほんの一部を取り除いただけなので 歯の外側まで細菌感染が及んでいると その炎症がカラダの免疫によって抑え込まれるまでは 歯の外側のセンサーが警報を出し続けるのです。
 つまり、神経を取っても痛みや違和感が残ったりすることとなります。

 また、歯科に関わる痛みの原因や症状はさまざまで奥が深く、中には原因が取り除かれても続くような一筋縄ではいかないものもありますので 厄介なのです。

 今後 機会をもうけて 歯の痛みに関する情報を提供して参ります。

にほんブログ村 病気ブログ 歯・口・喉の病気へ

励みになるのでこのマークをクリックしていただけませんか? 宜しくお願いします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*