仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
今日 ”11/8”は ”いい歯の日”です。
「11(いい)8(歯)」の語呂合わせをもとに、1993(平成5)年に、日本歯科医師会によって制定されました。
と言うわけで 同級生の教授が新聞に歯周病に関する記事を載せていましたので ご紹介いたします。
歯槽膿漏(のうろう)は 細菌の塊の歯垢(しこう、プラーク)によって起こされた歯肉の炎症ですが、歯ぐきには血流があり、全身とつながっています。
物を咬んで歯周炎の歯が動いたときなどに、歯の周りに付いた微量の細菌が、血液に乗って歯ぐきから流れ出します。
血液は静脈を経て心臓に戻りますが、手術により心臓に傷がある場合には、その部位に細菌が引っかかって心内膜炎をおこすことがあります。心臓を通り抜けた血液中の細菌は、肺に運ばれて除去されますが、一部は擦りぬけて心臓に戻り、動脈血に乗って全身にばらまかれます。
細菌は、血液の流れが停滞した部分に引っかかりますので、動脈硬化を起こした部分から歯周病の細菌が検出されます。免疫系に問題の無い方は、血液中の少量の細菌ならば十分に殺菌する力を体は持っていますので、大抵は知らないうちの出来事ですが、毎日の丁寧な歯みがきなどのご本人の生活習慣次第で、体のミクロな戦いはかなり楽になるのです。
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