仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
昨日の研修会の特別講義のタイトルです。
呼吸器科の川合満先生の講演でした。
元々は気管支喘息の治療を専門とする川合先生が 喘息の発作を起こすきっかけとなる風邪やインフルエンザを予防する方法を模索したことがきっかけだったようです。
ポイントは 起床直後の歯みがきで 口腔内細菌や酵素などを除去しておくと、風邪やインフルエンザなどの呼吸器感染症に罹る頻度が1/5程度まで減少させることができるということです。
口臭予防のスペシャリストで今回の研修会の主宰である本田俊一先生が 先日のTVで発言し話題となった
寝ている間は(唾液の分泌が減少している時) 口の中は ”うんち10g分の細菌”でいっぱいになっているということ!
寝る前に歯みがきを十分しても朝には 細菌が増殖していて ”うがい”ぐらいでは取り除けないし、そのまま朝食を取れば… 体の中に細菌が入り込んでしまうということ。
食後の歯みがきをする習慣は日本と韓国の一部であって 世界的には起床直後に歯みがきをしてから朝食を取るのが一般的なのです。
”食べたらすぐ磨こう”というのは 企業の戦略が功を奏して日本人全体に浸透してしまっている習慣です。
食べた後に歯を磨くことは悪いことではないのですが、起床直後に磨くことで呼吸器感染症や口臭の予防になるので こちらの方が重要だということなので 誤解の無いようにお願いします。
但し、食事すぐの歯みがきは 再石灰化の役割を果たす唾液を流してしまうことになるので 30分ぐらい経ってから 歯を磨いた方が望ましいとされています。
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