顎や歯に悪い生活習慣

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 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

「口を開けるとあごが痛む」「音がする」「口が開きにくい」と云った症状を現す”顎関節症”ですが、その原因の1つである”かみ合わせ”の乱れは全身の健康に影響することが一般的に知られるようになりました。

 顎関節症の原因となる 筋肉のバランスの悪さ、骨格のずれ、ストレスなどは 生活習慣と切り離して改善するのは難しい問題です。

 より具体的な例を挙げると
ハイヒールを履く、足を組む、横座りをする、寝転んでテレビを見る、電車でうたた寝をする、高い枕で寝る 等々で 誰しも身に覚えのあることがずらりと並んでいます。
 どれも 首や背中、腰などに負担を与え、長年積み重なると危険になってきます。
また、全身の筋力を低下させる運動不足、不調を招く睡眠の乱れ、今の姿勢の傾向をつくった過去の運動経験も チェックしなければなりません。

 特に最近注意を要するのは スマホを長時間使う若者です。
うつむき姿勢のまま 1日の大半を過ごすと首や背骨に影響を出るのは確実です。
本来の首のカーブ以上に歪みがある、首のカーブが失われたストレートネック、背骨が通常とは逆向きのS字に湾曲しているなどの若者が増えています。
そうなると あごが圧迫されて口の動きも悪くなるはずで 本来のあごや骨格の発達も阻害されて 普通の咀嚼ができなくなる可能性が高まってきます。
 そうなると お米を主食している日本人にとっては (よく咬むことで分泌される)アミラーゼという消化酵素を十分利用できなくなってしまいます。
たとえ 食事が西洋化しても 本来の日本人としての身体の仕組みは変えられないので 奥歯で十分咀嚼できないことは 致命的なことなのです。

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