味覚障害

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 味覚障害は高齢者の多く見られる症状で、高齢者の3人に1人に認められるほどです。
高齢者に多い理由としては 全身疾患が多い、お口の中の病気が多い、薬を飲んでいる人が多い、唾液の分泌量が少ない、低栄養になりやすい などがあげられます。
 高齢者に味覚障害が起きると 食欲が落ちて 低栄養となり、体調不良から 要介護になってしまうことが多くあります。

 口腔乾燥、口腔カンジダ症、口内炎、全身疾患に関する舌炎や虫歯や歯周疾患、合わない入れ歯などが味覚障害の原因となります。

 口腔乾燥 すなわち 唾液の減少は味覚障害となりますが、食べ物の味は唾液に溶けて味覚センサー(味蕾 みらい)に運ばれるからです。
唾液の量が少ないと 味覚センサーまで味成分が届かなくなり、味を感じにくくなります。
また、唾液の分泌量が減少すると 口が荒れてしまい、味覚センサーが弱ってしまうことで味を感じにくくなってしまいます。

 唾液の中には 抗菌作用のあるリゾチーム、ペルオキシターゼ、創傷治癒作用があるラクトフェリン、歯周病菌発育抑制作用のあるシスタチン、カンジダ増殖抑制作用のあるヒスタチン、消化酵素のアミラーゼ、保湿成分となるムチンなどが含まれているからです。

 にほんブログ村 病気ブログ 歯・口・喉の病気へ

励みになるのでこのマークをクリックしていただけませんか? 宜しくお願いします。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*