味覚障害2

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 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

味覚障害と口腔カンジダ症

 口腔カンジダ症は味覚障害の原因になります。
高齢者の場合 全身状態の低下、薬剤の副作用、唾液量の減少などで、カンジダ菌が増えることがあります。
唾液の中にはカンジダ菌の成長抑制成分が含まれているので、唾液量が少なくなるとカンジダ菌が増えやすくなります。
また、入れ歯を使用しているとカンジダ菌が繁殖しやすく、誤嚥性肺炎の原因にもなります。

味覚障害と口内炎

 口内炎も味覚障害の原因になります。
口内炎が舌や軟口蓋にできると味覚センサーが障害されて味が分からなくなります。
高齢者には口内炎ができやすく、その痛みのために食事が取れないと栄養不足となって味覚センサーが新生されなくなるため味覚障害がさらに進んでしまいます。

 口内炎の原因としては
・歯や入れ歯がすり減ってしまい、とがった部分がある。
・誤って舌や頬粘膜を咬んでしまう(筋肉のバランスの衰え)
・からだの抵抗力の低下
・唾液中の抗菌物質の低下
・薬の副作用 
・口の中の常在菌(雑菌)の増加(ブラッシング不足による)

などがあげられます。

また あまりにも治りにくい口内炎は口腔がんの可能性もありますので 歯科医院を受診することをお勧めいたします。

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