仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
”8020運動”は ”80歳までに20本の歯を残そう”というもので世間で大分周知されてきたと思います。
その発端は 最低何本の歯があれば食物の中でも咬みにくい”酢だこ”や”古たくあん”を食べることができるかと云う調査研究でした。
歯の数が減るに連れて食べ物が食べにくくなります。
例えば 奥歯が無くなると野菜などの繊維質を食べる量が減り大腸がんのリスクが高くなります。
十分に咬むことができなくなると栄養を摂ることができなくなり、全身の虚弱を招き、認知症のリスクも高くなります。また バランスがくずれることで転倒のリスクも高くなり、骨折から寝たきりになってしまうことが多くなります。
超高齢社会において 大きな課題である認知症と寝たきりは 歯と口の健康を保つこと、失った歯を歯科治療で補うことがその予防につながります。
大人が歯を喪失する大きな原因は歯周病です。
歯周病はその細菌により、心臓病、脳梗塞、糖尿病、早産・低体重児出産、関節炎、腎炎、骨粗鬆症、誤嚥性肺炎などの全身の病気との関係があります。
歯周病を予防、早期発見、早期治療することは健康寿命を延ばす秘訣です。
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