ラミダス猿人

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 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 アフリカのエチオピアで発見された「ラミダス猿人」と呼ばれる猿人の化石を分析した結果、二足歩行は可能だが、木登りも得意で 雑食性だったことが「サイエンス」で発表されました。
 今から約440万年前の人類の祖先は、
1.骨盤の形などから二足歩行は可能なものの、土踏まずがないため、長い距離を歩くのは苦手だった
2.今の人類と比べて足の指が物をつかみやすい形をしていることから木登りも得意だった
3.チンパンジーに比べて上あごの犬歯が小さいことから、あまり攻撃的ではなく、果物や小動物などを食べる雑食性だった
 
 などが推測され 類人猿から今の人類への進化の過程にあったことがうかがわれます。

 犬歯の ”相手(獲物)の延髄まで達するような長さ”が 攻撃性の指標となります。逆に長すぎると すりつぶすような臼磨(きゅうま)運動ができないので 十分な咀嚼(そしゃく)を要する植物には不適になります。
これは 人にも当てはまり、お米を主食とするアジア系の人種とそうでない欧米人との咀嚼運動の違いとも密接な関係があります。

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