仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
「糖質制限ダイエットを5年以上続けると 死亡率が1.3倍になる可能性がある」という調査結果が 国立国際医療研究センターから発表されました。(今年1月末)
約27万人の30歳以上の健康成人を5~26年間追跡観察。
総カロリーに占める炭水化物摂取率を10段階に分け、最低群(摂取率30~40%)と最高群(60~70%)の死亡率を比較したところ 低炭水化物摂取者の死亡率が約1.3倍高く、心臓病による死亡率が増加傾向にあると判明したようです。 死亡率が高まる原因は不明とのこと。
摂取率30~40%とは、徹底した炭水化物カットを行わないと維持できない数値で 相当ハードな制限食のようです。 最初の1~2年間は確かに減量しますが、3年目以降ではリバウンドしている場合もあったようです。
糖質をカットすると脂肪やたんばく質の摂取量が増えることで 心筋梗塞や動脈硬化のリスクが高まることも死亡率をアップさせる一因ではないかと考えられています。
このデータは欧米の研究論文のメタ解析ですから 日本人を対象とした検証も必要かと思われます。
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