歯周病と糖尿病の関係

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 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 糖尿病はインスリン(血糖値を下げるホルモン)の作用が低下するため、血糖値が高くなる病気です。

歯周病によって生じる炎症性物質が血管内に入り込み、免疫機能で重要な役割を担うサイトカイン(細胞から出てくるたんぱく)を産生します。
サイトカインが増え続けると、インスリンが生産されにくくなる(インスリン抵抗性)状態になるため、糖尿病を悪化させる可能性があります。

 ”歯周病による慢性的な炎症が糖尿病を悪化させる”という考え方が一般的になってきています。

炎症性サイトカイン:サイトカインとは、細胞から出てくるタンパクで、それに対する受容体をもつ細胞に働きかけ、細胞を増やしたり、機能させたりします。炎症によって出てくるサイトカインを”炎症性サイトカイン”といいます。

TNF-α:炎症性サイトカインの一つで、もともと腫瘍を壊死(えし)させる働きがあるサイトカインとして発見されました。TNF-αが増えすぎると、インスリンの働きを妨げると云われています。

インスリン:すい臓で分泌されるホルモンで 血糖をコントロールしています。

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