ルイ14世は…

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 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 ・フランスの絶対王政を敷いたルイ14世は 美食家として知られていますが、当時は歯みがきの習慣がなかったことから常にむし歯に悩まされていました。 そこで、王として悪い部分は根絶すべきと信じた家臣からの「歯はすべての病の巣窟」との進言に基づき、健康な歯を含めて全て抜いてしまったそうです。
麻酔も無かった時代なので 拷問のような痛みを味わったことでしょう。

 ・江戸時代の国文学者・本居宣長がすべての歯をなくして入れ歯となったのは60代のこと。
入れ歯の具合がことのほか良く、満足した宣長はこれに気をよくして、食べ物がうまく噛める、老いた口に再び歯が生えてきた と喜ぶ和歌を残しています。

 ・アメリカ初代大統領のジョージ・ワシントンは、若い時から歯の痛みに悩まされ、しばしば職務にも支障が出ていたようです。57歳の頃には既に歯が1本しか残っていなかったため、スプリングでつなぎ合わせた入れ歯を使用していました。演説の最中にその入れ歯が飛び出すこともあったそうです。
つまり、演説中に飛ばしたのは檄ではなく、入れ歯だったようです。
現在のアメリカ1ドル札に使用されているワシントンの肖像は、安定の悪い入れ歯による痛みに必死に耐えているような表情が描かれています。

 (孫の力*アポロニア21 特別企画より)

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