インフルエンザワクチン

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 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 インフルエンザワクチンが国内生産だけでは足りないことは以前から報道されていましたが、その国内生産量も予想より下回りそうです。
国内では 鶏卵を使ってウィルスを増殖させてワクチンを作っていくわけですが、新型インフルエンザの場合 予想よりも鶏卵内でのウィルスの増殖が多くないのがその理由です。
問題なのは その際の卵は有精卵であるため 元々数の少ない雄鳥を急激に増やすことは不可能(6ヶ月は掛かってしまう)なので ワクチンの急激な増産は無理なようです。
 ワクチンの必要量を確保するためには 海外からの輸入量を当初の予定より増やさなければならないようです。
海外では 動物や昆虫の細胞を使ってワクチンを製造するために 有精卵を使う方法よりも増産は可能になるだけでなく、免疫増強剤等を添加することでより少ないワクチン量でも同程度の効果をもたらすことができるそうです。
但し、国内での使用する際には (副作用等も含めて)認可の点でいろいろと障害があるようです。
 日本国内でも 有精卵に頼らず、より短期間でワクチンを製造する方法が研究されているようですが、実現化には2,3年掛かってしまうようです。

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