食物アレルギー

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 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 食物アレルギーの子供に対する”経口減感作療法”が今朝のTVで紹介されていました。
抗原が体内に入ってアレルギーが作られることを感作(かんさ)と言いますが、ある程度以上食べていると、むしろアレルギーが抑えられることがあります。この現象を経口減感作あるいは経口トレランスと言います。
 勿論 アレルギー反応が出るので 入院してその症状を抑えながら 少しずつ食べる量を増やしていく方法がとられているようです。
TVでは 牛乳に触れるだけでアレルギー症状が出る小学生が 経口減感作療法により 一日200ccまで飲めるようになった例が紹介されていました。
 但し、アレルギーが非常に強くて初めて食べるものについては、かなり危険な方法と考えられており、また そのメカニズムもはっきりとは解明されていないようです。

 現在は 抗原除去療法が主流ですが、いたずらに食事を制限するのはかえって逆効果になる可能性があるために、減感作療法が行われるようになったようです。
但し、食品の種類や個人差もかなり大きいので それに合わせた治療方法を選択することが重要なのでしょうね。治療の選択肢が増えたと考えるべきなのでしょう!

 
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