中国製技工物

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 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 先日 「報道特集NEXT」で 上海での大型歯科技工所の様子が報じられていました。日本からも注文を受けているようですが、日本では認可されていない”ベリリウム”が混入されていることが問題となっていました。
ベリリウムは 発ガン性物質ですが、金属を溶かして鋳型(いがた)に流し込む際の操作性が向上するために 中国では禁止されていないようです。
(日本では 25年前に使用が禁止されています。)
中国技工所の責任者は 「発ガン性は知っているが、中国では認可されている材料を使っているので違法ではない。ただ、日本では使用禁止であることは知らなかった」とインタビューに答えていました。
 厚生労働省もその大型技工所を調査しに行った結果 設備的・衛生的に問題はないとの見解のようです。
日本の歯科医院で中国の技工所と取引しているところはまだまだ少ないと思いますが、コスト削減を目指して大手ではない(中国の)中小の技工所に仕事を依頼するような場合には いろいろな面で問題になってくることも多くなりそうです。
(中国の技工のレベルは 日本に比べて30年ほど遅れているとの評価もあるようですから…)
 私の場合 技工物を作っている技工士さんの顔が見えないと安心できませんね。

 ちなみに 今週の土曜日も引き続き特集を放送する予定のようです。

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