仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
昨日 診療終了後に講習会に行ってきました。
内容は ”総義歯(総入れ歯)”についてです。
実は 今週水曜日の東京での研修会も総義歯だったのですが…
現在は ”インプラント”等による固定性の補綴物(ほてつぶつ:失われた歯を補うモノ)が主流になっている時代のように捉えられていますが、インプラントは必ずしも絶対的のモノではありません。
例えば インプラントを埋入しようと思ってもそこに十分な骨が残っていなければできませんし、重篤な糖尿病のような全身疾患を持っている方には 外科処置が禁忌なことも少なくありません。
その点 取り外し式の義歯は 体に対する侵襲(しんしゅう)が少ないのが特徴です。「異物感があって…」というのが欠点ですが、”かみ合わせ”や唇・舌に接触する部分の形を整えることによって違和感の少ない状態にすることもできます。
そのためには お口の中の解剖学的形態や機能上の動きを充分に理解しなければなりません。このことは他の歯科治療を行う上でも非常に有効なので 「今更?」と思われるかもしれませんが、総義歯の講習会等が再び 注目を集めてきているのです。
まだまだ勉強は続きます!