仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
先週のNHKのTV番組”ためしてガッテン”の中で 「酸蝕歯」の話がありました。
虫歯や歯周病の原因は細菌ですが、酸蝕歯に関しては、細菌が関与しないというのが特徴です。
(健康のために良いと思って常飲している酢などで歯が溶けてしまうことがあります。)
歯の表面のエナメル質は ”酸”によって溶かされてしまいますので 酸性度が高いと(pHの数値が小さいほど酸が強い)簡単に虫歯になってしまいます。
私もはっきりとした数値を知らなかったのですが、
栄養ドリンクは2.5、スポーツドリンクは3.8、ビールは4.6、ワインは3.3。
飲み物のほとんどが酸性だったようです。
(スポーツドリンクは 砂糖が多く含まれているだけでなく 酸性度も強いのでいかに歯に悪いかがうかがい知れます。)
「夜歯みがきしたあとには、酸性の飲み物や糖分を含む飲み物は飲まないほうがいい」ということです。昼間、ときどき飲むぶんには、まったく心配いりません。だ液が酸を中和して元に戻してくれます。
ただし、昼間でも、ダラダラと飲み続ける場合は、「酸が歯を溶かす時間」が「歯を治す時間」を上回って、むし歯になりやすいので要注意です。
飲んだあとは、歯みがき! できない場合は、せめてうがいをしてください。うがいをすると、酸蝕歯に関してはある程度予防できると考えられています。
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