歯科関連

知覚過敏

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 昨日の「ためしてガッテン」は”知覚過敏”がテーマでした。
歯が「しみる」のは、歯の中にある神経(歯髄・しずい)が刺激に反応するからですが、神経が露出しているわけではありません。
歯には表面を覆うエナメル質と歯髄の間に象牙質があり その間には栄養を送るための「象牙細管」という管が通っています。この象牙細管が表面に露出してしまうと刺激が歯髄まで到達して「しみる」ようになるのです。
その原因としては 歯肉が退縮してエナメル質のない根の部分が露出する場合と”くいしばり”による「くさび状欠損」があります。
根が露出するのは歯周病によるもの、くいしばりは”過度の力”によるものです。
くいしばりがあると歯ぐき近くのエナメル質に力が集中して砕けてきます。昔は 歯磨きのしすぎとかブラッシング圧が強すぎることが原因といわれていましたが、それだけではくさび状欠損はできないことが分かってきました。
 放送の中では 歯周病と”くいしばり”は別な要因として扱われていましたが、”くいしばり”によって歯周病が進行することもありますから 両者が密接に関連していることもあります。 ”くいしばり”が顎関節症(がくかんせつしょう)を引き起こすこともありますから お口の中での力のコントロールは重要です。但し TVで紹介されていたマウスピースで改善することはあまり多くありませんので…

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研修会

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 土曜日の午後を休診とさせて頂き 土曜の午後と日曜日丸一日 研修会に行ってきました。仙台での研修会でしたから 移動がなくて楽でしたが、内容は充実していました。
9名のみの実習付きの研修会でしたから細かいところまで追求できてとても良かったです。内容としては 前歯の審美的充填(じゅうてん:つめもの)です。
 一般的にも行われているプラスチックの(白い)つめものですが、今回は材料が特別なもので ステップも数多くあって手間暇が掛かるのですが、その分とても自然で耐久性の優れているモノです。(普通行われている処置の2~3倍の労力を要する感じです。)
なんと言ってもそのメリットは、見た目が気になる歯をあまり削らずにきれいに仕上げることができる点でしょう。
デメリットは保険外治療なので費用が掛かることでしょうか?
(但し、セラミックを被せたりするよりも金額的にはずっと安く済みそうです。)
 今回の受講者9名のうち 同級生が一人、一つ上のよく知っている先生が一人、さらには高校大学と同じだった先輩もいましたし、共通の友人がいる先生もいらっしゃって 身内で受講しているような感じでした。
(勿論 示し合わせたわけではなかったのですが…)
初日の夜には 懇親会があって参加したのですが、忌憚(きたん)ない意見交換ができて とても有意義でした!

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顎関節症

仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 顎関節症(がくかんせつしょう)に関しては何度かコメントしてきましたが、ネット上では誤った情報が未だに流れているようです。
昔は ”歯並びやかみ合わせが悪いために顎関節症になる”と云う考え方が主流でしたから 歯列矯正をしたり、すべての歯に被せ物をしたりするなど 高額な治療に誘導する大義名分となっていました。
しかし、最近では生活習慣(の変化)やストレスなどが原因となっていることが分かってきて 自然治癒(しぜんちゆ:時間と共に症状が落ち着いてくる)が70%程度あるとも云われてきています。
 ところが 頭痛や腰痛をはじめとして アトピーやぜんそくなどの免疫異常、自律神経失調症、生理不順等々も顎関節症と関連づけて治療に誘導しようというサイトもあるんですね?チョッと驚きました。
その治療内容に関しては コメントは控えさせていただきますが、高額治療の臭いが漂っていました。
 顎関節症もいろいろな病気との鑑別をしなければなりませんが、純然たる顎関節症は生まれてからすぐの生活習慣や様式によってその原因が内在しているものです。
さらには 気づかないうちに身体にとってマイナスなことを積み重ねることによって(あるきっかけで)発症するものです。
ですから 当院での顎関節症の治療としては 生活指導が主なモノです。
(結構 細かいところまで…)
興味のある方は お気軽におたずね下さい!

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研修会

仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 先週は水曜日(夜)、そして土日(丸2日)と東京での研修会が続きました。
いずれも 先月 東北大学の卒後研修会で講演をしてくださった丸茂義二先生が主宰となっている研修会です。
水曜日は 総義歯(総入れ歯)について 土日の2日間は顎関節(がくかんせつ)についての内容でした。
特に土日の2日間の内容は濃密で 歯科の範疇を越えて 人体の仕組み、構造医学的観点からの考察をも含まれていました。
講義のみならず 参加した先生方を被験者としての実習や手作りの模型を利用した解説がありますので より理解度が深まる仕組みとなっています。
私も歯科医師となって20年以上経ちますが、毎回 必ず新しい発見をさせてもらえる研修会は他にはありません。
非常にシビアな面もありますから 常に緊張感を持って研修会に臨んでいますが、新たな発見を見いだすことは この上ない喜び(or楽しみ)でもあります。
厳しい中でも 楽しみがあるからこそ 続けていける秘訣だと思っています。
(勿論 一緒に受講し、苦労する先生方が居ることも大切だと実感しています。)

PS いつもの(安)宿が取れなかったので 今回は東京ドームホテルに宿泊しました。
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卒後研修会

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 本日は 東北大学の卒後研修会にスタッフ全員と参加してきました。
4月に六本木ヒルズで行われた奥羽大学主催のリレー講演で 私が毎月東京での研修を受けている丸茂義二先生が演者でした。
前回は ”咬合(かみ合わせ)”今回は”顎位(がくい)”がテーマでした。
”顎位(がくい)”とは 上アゴに対する下アゴの位置のことですが カラダの状態を良く表しています。
すなわち 体力が低下してきた時には下アゴが後ろに下がって 猫背で首が前に出たような姿勢になり かみ合わせの安定度が失われ 咀嚼などの口腔機能が低下してしまいます。
 身体を支える腹筋と背筋のアンバランス(背筋力の低下)は、活動性の低下や加齢によって起こります。
その他にも 子供の頃の身体の使い方や躾(しつけ)が非常に重要で 大人になってからの生活の質(QOL)に深く関わっているという教示がありました。
例えば 家を出てご近所の人とまともな挨拶も交わせないようなお子さんの姿勢やお口の中の状況は惨憺たるものだという実例も挙げられていました。
心と体のバランスも非常に重要だということです。
このリレー講演は 来年の愛知学院大学の卒後研修会へと繋がって行くようです。
来年が楽しみです!

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人工歯

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 この連休は 東京での研修会です。
総義歯(総入れ歯)に使用する新しい”人工歯”に関しての解説&実習です。
”人工歯”はいろいろな考え方に則って形作られています。
より見た目の良いモノ、より機能的なモノ(お肉などが食べやすいとか、穀類などがたべやすいとか)、並べやすいモノ等々…
また 同じ”人工歯”であっても並べ方によってその機能を変えることもできます。
 総入れ歯の製作は歯科技工士さんが行いますが、我々歯科医師の意図を伝えやすいように 今回の研修会はその技工士さんと一緒に受けています。
 東京は梅雨明けしてかなり暑いのですが 部屋の中といえども研修会も熱気でより一層熱くなっています。今日の1日の研修会も頑張ります!

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臨床実習

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 アナウンスが遅くなってしまいましたが、先週から衛生士学校の2年生が当院に臨床実習に来ています。
週3回 9時~18時までのほぼ終日ですが、慣れない環境での見学は 結構疲れるモノです。
学校の教科書で習ったのとは異なった材料を使ったり、一回の治療で複数の歯に異なった処置をしていたりすると 何をやっているのか把握できないこともあるようです。
 大きな治療の流れをつかんでから その中の個々の術式の意味合いを考えてみることを勧めています。
その方が応用範囲が広くなりますから…
気になるのは 持っているテキストの内容がチョッと古びている点です。
(今ではほとんど使用しない材料が載っていたりします。)
知識としては必要かも知れませんが、より臨床に即した記載が望ましいと思います。(歯科技工士さんもそうですが、国家試験に合格するための知識や技術も存在するのも現実のようです…)

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ブラッシング指導

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 本日は昼休み時間を利用して 歯科健診をした小学校へブラッシング指導に行ってきました。健診が終わった後に恒例となっていますが、対象は1年生なので 理解しやすいように説明するのは結構大変です。
そこで 昨年からPCを使ってスライドショーで説明することにしました。
アニメーションを入れたスライドには興味を持ってもらえたようでしたので 今年は
日本歯科医師会のPRキャラクター”よ防さん”のDVDも追加してみました。これもまた好評!
それでも1年生では理解できない言葉がちりばめられていましたので 後で解説いたしました。来年もまたひと工夫して 子どもたちの好奇心に満ちた顔が見られるようにしたいところです。

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歯根膜

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 昨日は 仙台での講演会がありました。
その内容は ”歯根破折歯の治療”についてでした。
つまり 歯の根の部分(本来は 歯ぐきの下の骨によって覆われています)が割れてしまった場合の治療に関してです。
神経(正しくは”歯髄(しずい)”と云いますが)を取った歯はもろくて欠けやすくなっていますから 土台を立てて補強して被せたりするのですが、歯ぐきの下の深い部分に関してはその補強ができません。
そのため 根の部分が割れてしまうことがしばしばあるのですが、その場合は”抜歯”が基本治療となってしまいます。
 昨日の講演では その抜かなければらない歯を救う治療法に関してでした。
”歯根破折歯”の治療は今までも紹介されていましたが、系統立てて治療方法を選択するチャートでの説明でしたから とても参考になりました。
 但し 正しい治療法を選択してもその後の経過の善し悪しは タイトルにある”歯根膜”に掛かっています。
”歯根膜”とは歯と骨との間にある”クッション”の役割をするもので 健康な歯根膜があると治療成績がアップするのです。
 歯根破折歯に限らず、普通に機能している歯でも 気づかないうちに歯根膜にダメージを与えてしまうことがあります。
それは 硬い食品や食いしばりのような過度な力の存在です。また自覚が無くても首のセンサーの異常により許容量を超えた硬さの物を食べてしまうことも有ります。知らないうちに首にダメージを与えてしまうのは 日常の姿勢です。
気づかないうちに首に負担が掛かるような姿勢を取っていることが多いので要注意です。硬い食品を食べることが健康につながるという常識(?)は 誤りですのでご注意下さい!

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”ポケットドルツ”

仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 人気で品薄と云われている”ポケットドルツ”を購入してみました。
ポケットドルツ”とは 携帯用のコンパクトな音波ブラシです。
普通の電動歯ブラシよりもより振動数が多い”音波ブラシ”なので汚れ落ちが良いのが特徴です。
 歯ブラシとは思えないおしゃれなデザインと化粧ポーチにすっぽり入るコンパクトさ、さらには電動歯ブラシ特有の音も軽減して ランチの後の歯磨きをする女性をターゲットにした商品です。
 「日経トレンディ」や「PCfan」にも掲載されていましたし、NHKのTV「おはようニッポン」の”まちかど情報室”でも紹介されていました。
確か あるクイズ番組(「雑学王」?)の問題にもなっていましたから ずっと気になっていました。
本当は シルバーかブラックが欲しかったのですが、やむなく”オレンジ”をゲット!早速 使ってみましたが、本来の音波ブラシに比べると物足りなさを感じるものの携帯用にはうってつけ(電池を入れても45g!)という感じがしました。
充電式ではなく 単4電池一本で約180分使えるのもセールスポイントです。

 今までは 東京での研修会があるときには 携帯用ではない音波ブラシを持っていっていましたが、これからはポケットドルツで決まりです!

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