歯科関連

乳歯の矯正治療

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 土曜日は休診させて頂き 研修会に出席してきました。
タイトルにあるように乳歯を含めての早期初期矯正治療に関してです。
今までは ”乳歯のうちは矯正治療をしない”というのが一般的でしたが、これは適した装置が無かったからともいえます。
今回の研修会で
特に「反対咬合(受け口)」に関しては 
1.機能的な障害が骨格的な障害につながることもあると云うこと 
2.そのまま放置していてはいざ矯正治療が必要なときにかなり大変になってしまうこと(外科矯正の適応になってしまう)
 があるので早期に改善しておく方が良いという発表がなされました。
この方法は 比較的簡便で 副作用も少なく 反対咬合が改善される場合があると云うことで 当院でも治療法の一つとして取り入れています。
当然 適応症がありますので すべての反対咬合がうまくいくわけではありませんが ”3歳からの矯正治療”は 患者さんにとって福音となると思われます。
近いうちに 当院での症例を オフィシャルHPにアップしておきます。

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ドライマウス

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 テレビ朝日系のTV番組「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」の本日のテーマは 口腔乾燥症(ドライマウス)に関してでした。
過度のストレスや疲労の蓄積により 自律神経がうまく機能できずに だ液の分泌量が減少することが大きな問題となっています。
 だ液の量の低下は 質の低下を招き、抗菌作用をも弱めてしまうため むし歯が発生しやすくなったり、歯周病が進行してしまうことが知られています。

 だ液を増やすためには 食事と口の運動が効果的です。
番組で紹介されていたのは 咀嚼回数を増やすための工夫で 火を通して水分を少なくしたり、食材の切り方を変える(大きくカットしたり、野菜の繊維が長くなるような切り方をする)などです。
口の運動としては ”健口(けんこう)体操”で 3つのだ液腺を刺激する体操でした。 
1.「パ」「タ」「カ」「ラ」と10回ずつ声に出して舌下腺を刺激する
2.口を大きく開けて 2秒間静止した後 ゆっくり閉じる 口顎(くちあご)体操で顎下腺を刺激する
3.ほお骨の下辺りを円を描くように10回マッサージ(耳下腺マッサージ)して耳下腺を刺激する

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口内炎

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 先週のTV「カラダのキモチ」では ”お口のトラブル”がテーマでした。
そのうちの”口内炎”について
 口内炎は ”アフタ性口内炎”と”ウィルス性口内炎”の2種類があること
 アフタ性口内炎は 一般的な口内炎で過労やストレスなどで新陳代謝が乱れ、口の中の傷を修復する能力が低下することで起きたり、口の中を咬んだりしてできた傷が化膿することでも起きる
 ウィルス性口内炎は ヘルペスウィスルによるもので免疫力の低下により水疱(すいほう)を形成する
 ビタミン剤が効くのは2割程度
 薬を塗っても傷を治すのではなく、痛みを抑えるだけ
 予防方法としては ”ブクブクうがい”が有効
等々が紹介されていました。
 
 他にも 50歳以上の女性に多いドライマウス(口腔乾燥症)や口腔ガンの発見方法なども紹介されていました。

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歯みがきを効果的にするグッズ

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 NHKのニュース「おはよう日本」の中の”まちかど情報室”で 歯みがきをもっと効果的にするグッズが紹介されていました。

 プラチアスCreamy upペースト:泡がたれにくい歯磨き粉

 MISOKA(ミソカ):歯がツルツルになる歯ブラシ

 UV歯ブラシ除菌器 Zapi(ザピ):紫外線で歯ブラシを除菌する器具

 この中で ”MISOKA”は興味深いですね!
毛先の表面にナノテク技術を駆使して 驚きの親水性で汚れを除去
(歯磨き粉なしで)水だけでのしっかり磨け ツルツルな歯になる
と云う謳い文句 実際に使ってみたいです。
そしてその感想もブログにアップしたいですね!
但し、TVの影響力は絶大で 現在 品薄状態…
一本一本手作り仕上げなので 生産数量に限りがあるとのこと 入手するまでにはかなり時間が掛かりそうです。

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中国製技工物

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 先日 「報道特集NEXT」で 上海での大型歯科技工所の様子が報じられていました。日本からも注文を受けているようですが、日本では認可されていない”ベリリウム”が混入されていることが問題となっていました。
ベリリウムは 発ガン性物質ですが、金属を溶かして鋳型(いがた)に流し込む際の操作性が向上するために 中国では禁止されていないようです。
(日本では 25年前に使用が禁止されています。)
中国技工所の責任者は 「発ガン性は知っているが、中国では認可されている材料を使っているので違法ではない。ただ、日本では使用禁止であることは知らなかった」とインタビューに答えていました。
 厚生労働省もその大型技工所を調査しに行った結果 設備的・衛生的に問題はないとの見解のようです。
日本の歯科医院で中国の技工所と取引しているところはまだまだ少ないと思いますが、コスト削減を目指して大手ではない(中国の)中小の技工所に仕事を依頼するような場合には いろいろな面で問題になってくることも多くなりそうです。
(中国の技工のレベルは 日本に比べて30年ほど遅れているとの評価もあるようですから…)
 私の場合 技工物を作っている技工士さんの顔が見えないと安心できませんね。

 ちなみに 今週の土曜日も引き続き特集を放送する予定のようです。

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激震 インプラント治療!

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 ”インプラント使い回し”疑惑で患者さんは勿論のこと 歯科界でも激震が走りました!

 インプラント(人工歯根)は、取り外し式の入れ歯の煩わしさも無く、ブリッジのように隣りの歯を削ることなく、失われた歯を補う方法で その恩恵を受けた患者さんはたくさんいらっしゃいます。
1人の心ない歯科医師のために その治療すべてが否定されるようで 残念でなりません。

 インプラント治療は 術前の十分な診査の後 治療計画を綿密に立ててから 慎重に行うべきもので 報道のような杜撰(ずさん)な治療はあり得ません。
当院でもインプラント治療は行っておりますが、十分な診査のためにはCTが必要ですし、インプラント体を埋め込む処置はいわゆる手術ですから 外科処置は(院外の)信頼の置ける口腔外科の専門の先生にお願いしています。
 
 一度失われた信頼を取り戻すのは かなり大変ですが、インプラントに関しての正しい知識を広げて より多くの患者さんの生活の質(QOL)が高まるように努力していきたいと思っています。

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歯科医療センター

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 東北大学歯科医療センターとは 昔の東北大学歯学部附属病院のことです。
この度 旧医学部附属病院、歯学部附属病院、加齢医学研究所附属病院が統合され 東北大学病院となりました。
これにより 歯科医療センターも東北大学病院歯科部門となりました。
新外来診療棟へと移転となり 3~5階が歯科部門のフロアとなります。

3階 口腔育成系ユニット:小児歯科、矯正歯科、咬合機能成育室等々
4階 プライマリケア・口腔外科ユニット:歯科口腔外科、口腔診断科、予防歯科等々
5階 口腔回復系ユニット:保存修復科、歯内歯周療法科、咬合修復科等々

 各フロアの受付に計算窓口があり、診療後はそこで料金のお知らせ、予約票、処方箋等が渡され、会計は既存外来棟1階の自動支払機を利用することになります。

 今後 当院から紹介状をお渡しして 受診して頂くこともあると思いますので ご案内いたしました。

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赤ちゃんの虫歯予防

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 「みやぎ県政だより」の中に”ママになる前からむし歯予防”~赤ちゃんの歯をむし歯から守ろう~  の記事がありました。

 妊娠中から始まる「むし歯予防」
 生まれた赤ちゃんの「むし歯予防」
 家族で取り組む「むし歯予防」の3項目についての記載がありました。

 むし歯予防の3本柱としては
1.歯みがき 2.フッ化物の応用 3.食生活の見直し
が挙げられていました。
 ”感染の窓”として周囲の大人からのミュータンス菌がうつっていくことが話題に上ることが多いですが、小さいうちから甘いものを与えないことはかなり重要だと思います。甘いものは美味しいですから 一度その味を覚えてしまうと後で制限するのはかなり難しくなってしまいます。
また 正しい姿勢で食事を取ることは だ液の分泌を増やす意味でも重要なので常に意識していただきたいところです。(これは 成長期の子供や大人の方にも当てはまります。)

尚 県政テレビ「週刊とれたて!みやぎ」で放送の予定です。
(放送日 1/4(月)午後7:55~、再放送 1/9(土)午前5:55~)

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ただ咬むだけでなく3

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 「ただ咬むだけでなく」に関して 唾液の働きに関して

1.細菌の発育を抑制する(殺菌作用)
2.食べ物を飲み込みやすくする
3.デンプンを分解する(消化酵素アミラーゼの働き)
4.味わいを敏感にしてくれる
5.口の中をなめらかにして乾燥を防いでくれる(潤滑油の働き)
6.唾液がホルモンとなって脳に働きかけて皮膚や歯、胃腸や血管などの細胞を増やしてくれる
7.神経節や神経繊維(せんい)の成長を促す

ちなみに欧米人は デンプンを分解する酵素(アミラーゼ)がありません。
お米を主食とするアジア系人種はほとんどの人がもっている酵素です。
また 味に敏感になるために塩分も控えめになって高血圧の防止にも繋がります。
 
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ただ咬むだけでなく2

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 昨日の続きです。
咬み方が重要だという話しです。

”チョッピング”ではなく”グラインディング”

”チョッピング”とは歯を単に上下させるだけの咬み方
”グラインディング”とは 臼歯(きゅうし)本来のすり潰しながら咬む「臼磨(きゅうま)運動」です。

 グラインディングにより 上下の顎の骨は(アーチが)大きくなり乳歯よりも本数が多く大きな永久歯を受け入れるスペースを確保することができます。
さらにグラインディングを続けると バラバラの方向に生えてきた歯が上手く咬みあるようにキレイなアーチを描くように並んでくるのです。
つまり 正しい咬み方(グラインディング)をすると歯並びが良くなるのです。
当然 良く咬むことで だ液もたくさん分泌されるので 虫歯にもなりにくくなります。(キレイに並んでいるので歯みがきもしやすいですし…)
 縄文人と現代人では 顎の大きさそのものは変化なく、(縄文人の歯は垂直に生えているのに対して)現代人は歯が内側に傾斜しているので アーチが小さくなっているという研究報告もあります。

 昨日もコメントしましたが、だからといってむやみに固いモノを食べることは誤りですので注意してください!

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