歯科関連

講演会

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
 

 土曜日と日曜日 2日続けて スタッフと講演会に参加してきました。
土曜日は 救急医療・医療安全(感染予防対策等)の外科的な内容、日曜日は在宅医療研修会で当院で診療を手伝って頂いている渡部芳彦先生の講演でした。
土曜日の内容は 昨年も聞いた内容でしたが、日曜日の内容は初めて聞くことが多く、在宅医療に関していかに無知だったかを思い知らされました。
特に 介護における口腔ケア お口の中だけでなく全身状態や精神的な状態をも考慮したケアという考え方とその実践が紹介されました。
今すぐに 在宅歯科を導入することは出来ませんが、高齢社会を迎えるにあって今回の内容を活かして行きたいと思いました。 
受講証2
受講証1

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iPSからエナメル質

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 東北大学で iPS細胞から歯のエナメル質を作る細胞(エナメル芽細胞)を発現させることに成功しました。
エナメル芽細胞は 歯が生えると消失してしまうため これまで働きが分からなかったのですが、これにより歯の再生への応用が期待されることとなります。
 また、岩手医大では iPS細胞から象牙質を作る象牙芽細胞の誘導にも成功しているようです。
あとは 歯を構成している根の部分の”セメント質”、俗に神経と呼ばれる”歯髄(しずい)”の誘導に成功すれば 全身のどの細胞からも歯を作り出せる可能性が生まれました。
但し、実際の臨床に応用できる日はまだまだ先になりそうです。 

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スマホサイト

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
 

 スマートフォンの爆発的な普及で データ量が増加し たびたび通信障害が起こっていますが、当院でも携帯サイトとスマホサイトを一部リニューアルすることにいたしました。
今までは スマホサイトは無かったのですが、スマホからPCサイトにつないで頂くと 「スマートフォンサイトに接続しますか?」というポップアップメニューが表示され 選択可能となります。
内容的には PCサイトを修正したモノ(ご存じの方も多いでしょうが、”フラッシュ”は”iPhon”等では表示できなものもありますから 静止画としました)ですが、お知らせ等の変更を一つの編集画面で行えば PCサイト、携帯サイト、スマホサイトの3つに反映させることが出来ますので 管理する私としては手間が省けて助かります。
近日中に公開の予定ですので その際にはまたお知らせいたします。
どうぞよろしくお願いいたします。

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TCH

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 先日の「たけしのみんなの家庭の医学」では 肩こりの新原因として”TCH”が取り上げられていました。
”TCH”とは Teeth Contacting Habitの略で ”歯を接触させる癖”のことです。
”歯ぎしり”や”食いしばり”とは異なり、無意識に上下の歯が触れている程度の状態をいいます。
通常は 口を閉じていても上下の歯は離れているのが普通なのですが、食事や会話の時以外でも 歯と歯を接触させてしまう癖のことを言います。
(TCHとは表現しませんが、このことは私が診療中に患者さんによく説明していますが、接触しているのが普通と思っている方が結構多いです。)
何かに集中しているときやストレスを感じているときにTCHをすることが多いようで 
上あごと下あごの接触部分である”顎関節”がTCHによって影響され 結果としては筋肉の緊張が誘発され 肩こり等が発生するというメカニズムです。
 顎関節症の原因とも考えられており、当院でもTCHが原因と思われる方には 「歯と歯が接触していると感じたら離すように!」と指導しています。

 もっと詳しい内容は こちらをクリック

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ドライマウス講習会

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
 

 昨日 スタッフとともに”ドライマウス講習会”に参加してきました。
”ドライマウス”とは お口の中が乾燥する状態で 乾燥することでお口の中にいろいろな症状が現れてきます。
”口の中が乾く”だけでなく、”口の中が粘つく””入れ歯が当たって痛い””口臭が気になる””味がしない、変わった、苦い””舌が痛い”等々…
基本的には唾液の分泌量が減ったり、分泌量が正常でも蒸発してしまったりすることがドライマウスにつながってきますが、殺菌作用のある唾液が減ることでむし歯になりやすくなったり、歯周病が進行したり、口内炎が出来やすくなったり、口臭が強くなったり、また、潤滑油的な働きが無くなることで舌がヒリヒリしたりもします。
 その原因としては 加齢や薬の副作用によるモノだけでなく、高血圧や糖尿病などの基礎疾患の存在や自己免疫疾患である膠原(こうげん)病、リウマチ等も考えられます。
今回の講習会は 自己免疫疾患である”シェーグレン症候群”に注目し、唾液腺が破壊されて全く分泌できなくなるような状況を少しでも食い止めようという狙いで発足された「シェーグレン症候群ドライマウス仙台ファーラム」主催のモノでした。
 私も大学の講義でシェーグレン症候群に関して多少の知識はありましたが、今回のように踏み込んだ内容に触れるのは初めてでしたのでとても有意義でした。
お口の中に関わる歯科医である私でさえ その認識が不足していたわけですから 患者さんにとっては”未知のモノ(?)”かも知れません。
我々 歯科医療従事者が正しい知識を患者さんへ伝えていくことが生活の質(QOL)を高めていくためにも重要だと痛感いたしました。

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立冬

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

今日は立冬
初めて冬の気配が現われてくる日で 「冬の気立ち始めて、いよいよ冷ゆれば也」と説明されています。秋分と冬至の中間で、立春の前日までが冬となります。
また、今日は11/8で”いい歯の日”でもあります。
「11(いい)8(歯)」の語呂合わせをもとに、1993(平成5)年に、日本歯科医師会によって制定されました。
もう一つ、日本歯科医師会では、4月8日も「4(よい)8(歯)の日」として制定し、健康な歯と歯ぐきを大切しようと呼びかけています。
記念日は年に二回ですが、毎日の口腔ケアが大切です。
定期健診も忘れずに!

 
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口臭と歯周病

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 歯周病によって口臭が強くなることは一般的に知られていますが、口臭の原因となる硫化水素が歯周病を悪化させることが岡山大学大学院医歯薬学総合研究科の研究グループが解明し、25日に発表しました。

硫化水素が(口の中の)細菌による毒素に作用し、歯を支える「歯槽骨(しそうこつ)」を溶かす細胞を増やすことで歯周病が悪化するというメカニズムを解明したようです。
 以前から口腔内の硫化水素が歯周病を進行させる一因と考えられていましたが、詳しい仕組みを解明したのは世界初とのこと。
(ちなみに 硫化水素は口腔内の細菌の代謝によって発生します。)

これにより 口臭治療が、歯周病の治療や予防にもなると期待できます。
 
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歯科口腔保健法

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 野田総理が誕生し、党三役が決まり、現在は組閣人事が行われていますが、先日の国会で(紆余曲折の末)「歯科口腔保健法」が成立しました。
正しくは「歯科口腔保健の推進に関する法律」ですが、これは歯科界の悲願でもありました。
 歯科保健に関わる主な法律として 1.健康増進法、2.労働安全衛生法、3.母子健康法、4.学校保健安全法、5.老人保健法、6.地域保健法等があります。
各ライフステージにおいては 小児期のフッ素塗布や学校での歯科保健事業等で 虫歯の予防に効果をあげてきましたが、成人の歯周病予防対策は法的基盤が不十分だったため 生まれてから学校保健の時期まで行われてきた予防対策が途切れてしまっていました。つまり 成人や高齢者における口腔の健康は 各地域や個人の責任に委ねられていました。
 この法律により乳幼児から高齢者までを 地域や他の関連施策との連携を図りながら、歯科口腔保健を推進することができるようになりました。
実際には 口腔保健センターの設置を含めて「歯科口腔保健に関する知識の普及啓発」「定期的に歯科健診を受けることの勧奨」「障害者等が定期的に歯科健診や歯科医療を受けることのための施策」「歯科疾患予防のための措置」「口腔の健康に関する調査及び研究の推進」等々が掲げられています。

 法律が成立しただけでは何も進まないので 我々歯科に従事する者がその法律を生かせるように努力していく必要があろうかと思われます。
 

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医療費

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 
 大震災後 しばらくしてから 罹災証明書をお持ちになる方が急増したことを以前ブログにアップしました。
6月までは 罹災証明書がなくても自己申告により窓口での自己負担金が0円でしたが、7月からは一部負担金免除の証明書がない限り、1~3割の負担金が発生するようになりました。
罹災証明書では”全壊”扱いでも 借家のため 負担金の免除にならなかったり、”一部損壊”の判定のため負担金が発生したり、会社の保険組合等によっても差があるようです。
 また 一部負担金免除の証明書が手に入ったということで 来院する方もいらっしゃいます。
あまり 緊急性はないものの前々からチョッと気になっていたところがあるので 窓口が無料のウチに…という感じです。

 手遅れになると 治療が大がかりになってしまい 医療費が大きくなってしまうことを考慮して 予防に力を入れて全体としての医療費を低く抑えようという考えもありますが、歯科の場合はどうしても”詰めたり、被せたり”したことに対する医療費のウェートが大きいので なかなか予防中心にシフトすることは難しいようです。
 インプラントに代表されるように モノや材料に掛かる費用が大きいことが問題なのでしょうね?
 我々 歯科医療に従事する者としては 「〇〇しないと大変なことになりますよ!」 という”脅し”ではなく、正しい知識を患者さんに知らせて 身体の健康を保つための意識と行動を実行して頂けるように導いていけると良いのですが…
(但し、患者さんの”歯に対する価値観”が様々なのも難しいところです。)

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ブラッシング指導

 仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。

 本日は 昼休み時間を利用して 小学校のブラッシング指導に行ってきました。
前半は私の話、後半は(実際に染め出しをした)歯のみがき方の練習です。
但し、小学一年生が対象ですから いかに分かりやすく かつ 飽きないようにさせることがポイントです。
以前は 「何故むし歯になるのか?」を説明して 「歯みがきの重要性」(仕上げ磨きをしてもらうこと、フッ素入り歯みがきを使用すること)や「よく咬むことの重要性」の話をしていたのですが、その後に「どうしてむし歯になるのですか?」と云ったような質問を受けたりしたものですから 単なるお話はやめるようにしました。
昨年からは 歯科医師会等で推進している”よ坊さん”のDVDやパワーポイントをアレンジして 視覚に訴えるようにいたしました。映像(特に動画)に対しては反応が良く 途中で飽きずに最後まで見てもらっています。
 また 歯科衛生士によるブラッシング指導では 学生時代に使用した大きな(自作の)イラスト等を用いて説明してもらいました。 現在 当院で臨床実習中の歯科衛生士学校の学生さん二人にも協力してもらったお陰で スムーズに進行することができました。
 来年には また新たな題材を見つけて より分かりやすく記憶に残る内容にしようと思っています。
 

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