仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
昨日は 宮城県歯科医師会館で医療安全講演会がありました。
スタッフと一緒に受講してきたのですが、3人の演者の中で感染予防の内容は 当院の感染予防対策に関して自信を深めることとなりました。
それは(歯科医院で一番よく使用する)歯を削る道具 ”エアタービン”(皆さんの嫌いな”キーン”と音がするあの器械)などの回転系のモノを患者さんごとに ”オートクレーブ滅菌”することです。
そんなことは当たり前と思っている方が多いと思いますが、実際にこれを確実に行っている歯科医院は多くないのです。(逆にずっと少ないはずです。)
”オートクレーブ滅菌”は一番確実な滅菌法で 高温&高圧で行います。昔よく行われていた”煮沸消毒”では ある種の細菌やウィルスなどを完全に死滅させることはできないのです。
それでは 何故 患者さんごとにオートクレーブ滅菌をしていないのか?というと それはコストの問題です。
オートクレーブ滅菌には時間が掛かるので ある程度タービンの数が揃っていないといけませんし、繰り返しオートクレーブをかけることでタービンの心臓部である”カートリッジ”が消耗してしまうからです。
当院では開業当初から徹底して行ってきましたが、それは自分が患者さんの立場だったら 「滅菌したタービンで治療して欲しい」からです。
歯科医療を行う上で 大切なことは 私自身が受けたい治療を行うことと思っています。
歯に対する考え方には個人差がありますが、治療計画を説明する上でも自分が患者さんの立場に立ったときのことを想定して行っています。治療期間や費用などによって必ずしもベストの治療が行えない場合もありますが、その患者さんにとってその時点でのよりベターな治療ができるように心掛けております。
今回の講演会は 当院の考え方を原点に立ち返って考える良い機会となりました。
励みになるのでこのマークをクリックしていただけませんか? 宜しくお願いします。
最近のコメント