仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
昨日 スタッフとともに”ドライマウス講習会”に参加してきました。
”ドライマウス”とは お口の中が乾燥する状態で 乾燥することでお口の中にいろいろな症状が現れてきます。
”口の中が乾く”だけでなく、”口の中が粘つく””入れ歯が当たって痛い””口臭が気になる””味がしない、変わった、苦い””舌が痛い”等々…
基本的には唾液の分泌量が減ったり、分泌量が正常でも蒸発してしまったりすることがドライマウスにつながってきますが、殺菌作用のある唾液が減ることでむし歯になりやすくなったり、歯周病が進行したり、口内炎が出来やすくなったり、口臭が強くなったり、また、潤滑油的な働きが無くなることで舌がヒリヒリしたりもします。
その原因としては 加齢や薬の副作用によるモノだけでなく、高血圧や糖尿病などの基礎疾患の存在や自己免疫疾患である膠原(こうげん)病、リウマチ等も考えられます。
今回の講習会は 自己免疫疾患である”シェーグレン症候群”に注目し、唾液腺が破壊されて全く分泌できなくなるような状況を少しでも食い止めようという狙いで発足された「シェーグレン症候群ドライマウス仙台ファーラム」主催のモノでした。
私も大学の講義でシェーグレン症候群に関して多少の知識はありましたが、今回のように踏み込んだ内容に触れるのは初めてでしたのでとても有意義でした。
お口の中に関わる歯科医である私でさえ その認識が不足していたわけですから 患者さんにとっては”未知のモノ(?)”かも知れません。
我々 歯科医療従事者が正しい知識を患者さんへ伝えていくことが生活の質(QOL)を高めていくためにも重要だと痛感いたしました。
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