仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
現生人類の遺伝子は人種を飛び越えて99.9%一致するほど 遺伝的には均一化しているようです。
これは ”ボトルネック効果”によるモノです。
”ボトルネック効果”とは ある生物集団の個体数が瓶の首が細くなるように一度減少した後、瓶の底が広がるように再び繁殖した結果、遺伝的な多様性が以前よりも低下することです。
現生人類も今から20万年ほど前にアフリカで誕生し、現在70億人を数えるほどに繁栄していますが、7.5万年ほど前の気象変動(寒冷化と乾燥化)で 総人口が1万人以下にまで激減しました。
実際に生殖可能な人の数は数百人程度となり 絶滅の危機に瀕しました。その後 気象条件が回復し 現在のようにV字に繁栄しました。
遺伝子が99.9%同じでも 現実には体の外側も内側もさまざまですが、その多様性は”遺伝子多型”によるものです。
DNAの塩基は化学変化、紫外線、活性酸素などの作用を受けて 別の塩基に置き換わることがありますが、それにより 体の作りや機能に変化をもたらします。
同じ変異が1%以上の人で観察される場合は ”遺伝子多型”、1%未満の場合は”突然変異”と定義されています。
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