仙台市泉区の歯医者 まつざき歯科医院の院長です。
昨日は 小学校の歯科健診のため 休診いたしました。
福祉大の准教授である渡部先生に協力して頂き 3人体制となってからは 午前中で終わることができるようになり、大分 楽になりました。
以前は お昼を挟んで3時半ぐらいまで掛かっていましたから 健診を終わると声もかれて疲労困憊となっていました。
また、健診用のライト(白熱灯)のそばで(熱くて)汗をかきながらだと集中力も低下しますし、そのライトだけでは十分とはいえませんでしたが、小型のLEDと拡大鏡の併用によってより正確な診査をすることが可能となりました。
冗談のような話ですが、診査の精度はその日の天候に左右されていた分も否めないと思います。
(健診日が良い天気なら自然光も手伝ってより明るい視野でのチェックができましたから…)
とは云えども 3時間以上ぶっ続けて声を出し続ける状態は”非日常”でやはりそれなりに疲れます。
私は歯科校医となって10数年となりますが、昔と比べるとむし歯の数はかなり減っているのが実感できます。
歯垢(しこう:プラーク)だらけのお口の中は ほとんど見かけなくなりましたが、その代わり(?)歯列不正や顎関節の異常は増えたように思えます。
学校健診での基準は 0、1,2(正常、要観察、異常)の3段階に分かれていますが、2と判断されるのはかなり正常からかけ離れているものなので 実態とは少し乖離しているように思えます。
健診をきっかけに歯科医院に通院することになる場合は多いのですが、来院された患者さんやその保護者の方に対しては 正しい情報を提供することもとても大切なことだと思っています。
いわゆる 歯やお口に関する正しい知識の啓発活動も学校健診の一貫となるものだと考えています。
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